【絵本に学ぶメルマガ】2017年8月15日号


このエッセイは、中小企業応援マガジンBisNaviに寄稿した過去のバックナンバーに、新たに加筆し、キラキラ社員のプログラムを導入頂いている企業様のサポートとしてお届けしています。
月に一度、ここでご紹介する絵本が、キラキラとした職場のコミュニケーションになることを願い綴っています。


☆ 空の絵本



空の絵本

 

終戦記念日の今日。
命を思い、祈り、考える8月に、
そして、九州北部豪雨で被災された方へ祈りを込めて選んだ一冊をお届けします。絵本の冒頭は雨のシーンが続きます。
九州豪雨の被災地のみなさまが味わった雨は、
日常を奪うほどの大きな力と変わり、何もかもを奪っていきました。
しかし、一日も早く普段・・・といえる生活ができることを祈り、そんな気持ちも込めて選びました。

その「空の絵本」は、東日本大震災、原発の人災の後、2011年に描かれました。

東北出身の二人の作者の思いは、あまりに深くて、
私がこの場で語れるものではありませんが、
ありふれた日常に生きるミラクルに感謝することや、
空という大きな存在に守られている私たちはどう生きていくか・・・
のメッセージをいつも読むたびに感じています。

私たちは、人と人の間の人です。つまり人間。
その人間社会が3つのスクリーンが出来たことですっかり変わりました。
さらにAIの進化により、人とロボットのコミュニケーションを学ぶ時代がやってくるでしょう。
ずっと未来は、人と人は直接やり取りをすることをやめ、
媒体を通してコミュニケーションをするようになるのでしょうか?

その3つのスクリーン。
テレビの画面。PCの画面。iPhonなど携帯の画面。

何も考えずとも手間をかけずとも
知りたくても知りたくなくてもあらゆる情報を得、
直接経験する事がなくても疑似体験し、
努力せずとも簡単に己の知識として糧にすることができ、
ないものをあるように見せてくれるスクリーン。
その社会に私たちは生きています。

褒めるためのアプリまであって、携帯で感謝の言葉をぽちっと送る。
手間暇よりも、効率重視の社会において、この3つのスクリーンは欠くことができなくなりました。

以前に、スマホの地図情報に頼り、20分以上もスクリーンと格闘した!と友人が話してくれました。
待ち合わせをした相手からかかってきた電話で、目の前が目的地だと告げられるまで、信じたのはスクリーン情報だったといいます。
「もっと早く人に尋ねれば良かった!!」なんて、
あまりにも、信じていたから、直接コミュニケーションをとることを忘れてしまったといいます。

私もこの3つのスクリーンを頼り生きています。
たっぷりと依存をしていて、
困ったことがこのスクリーンで解決できるように感じてしまったり、
SNSの情報に翻弄される時があります。

こうした、画面を通して人生を見るのではなく、
人生の探し物がみつからない時であっても、

下を向いてスクリーンに頼らず
顔をあげて空を見て、まわりを見渡して、
ゆっくり空気を味わいながら、
時の音に耳を澄ませる心の強さも必要だと教えてくれる一冊だと思います。

職場の空気も、自分のまわりに流れる空気も、
この空を見上げる一呼吸・・・人の心のゆとりが生む、
喜び、感謝、楽しさ、嬉しさ、元気良さが、
色になって、空気になって、伝わり社会を彩っていくと思います。

「職場の空気はどうやって作りますか?」
この問いのヒントがこの空の絵本にあり、
人の思いが空気になって空になる。
人の気持ちが空気になって職場に滞在することを教えてくれます
できるなら、私も、いい空気を創る人になりたい!と思っています。

人と人の間に生きるって、時々面倒だな~と思うこともあるけれど、
本当に、素晴らしいことです。

人生というまな板の上にのった覚悟を持ち、「どうして?どうして??」「何故?何故私だけ?」などという囚われを心の中から追放する。
雨に流すのは、本当は私たちの依存心と囚われた心なのかもしれません。

窮したら目の前にとらわれるのをやめて、空をみて、深呼吸してみませんか?
空気が透き通ると、何もかもがはっきり見えるようですよ。

夏もまだまだ続きます。夏の空を味わい尽くしましょう。

「だんだん
あかるくなってきて
みどりはみどりいろに
空いろは空いろに

だんだん
空気がすきとおって
だんだん
なにもかもはっきりしてきて

・・・・・・・・・・・」
(文中から~)

今日もキラキラでありますように!


空の絵本

作/長田弘
絵/荒井良二
出版社/講談社刊
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有限会社ウーヴル
代表取締役
キラキラ社員のプログラム絵本ガイド
ES/CS改善 アドバイザー
三宅美穂子
〒807-0821
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