キラキラ社員会のリーダーのみなさまへ
社員を牽引するみなさま、または、その役割に準しているみなさまへ
時として、人を育てるというのは、どういうことだろうか・・・と
思うこともあるのではないでしょうか?
リーダーをして、始めて代表者の気持ちがわかった!ということはよく伺います。
その立場にならないとわからないことは多いと思いますが、
リーダーの役目を担ったという事で、逆に、早合点してしまっても、困りものです。
リーダーの役割を再度確認できるよい文章に出会いましたので、みなさまにシェアいたします。
パナソニックの創始者であり、日本の経営の神様と言われる松下幸之助氏のお話です。
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あるとき、あまり仕事のうまくいっていなかった幹部が、「もう少し優秀な部下がいたらと思います」と愚痴をもらした時、
耳にしたとたんに姿勢を正し、
「きみ、その考え方は間違っている」
「きみは大学も出てしっかりした男や。仕事も熱心にやってくれるし、一つ言えば十も悟る。非常に私はあてにしている。しかし、きみみたいな人間ばかりやったら、私は夜ゆっくり寝られんわ」
とおっしゃったというのです。
「きみは、優秀だよ。優秀やから、私が寝ているあいだにきみは勝手に違う所に会社をもっていくかもわからん。目を覚まして会社がどこか違う所へいっていたらたいへんやないか。そう考えたら夜も心配で眠られへんで。きみは優秀な人間がいたらと言ったけれども、事業は優秀な人間ばかりでできるものやないんや。優秀な人間を集めたからといって、優秀な会社になるとは限らん。だれしも、少しでもいい仕事をして、会社に喜んでもらい、自分も喜びたい、世間の役に立ちたいと思って会社にきているはずや。
大事なのは、その人たちが示された方針をきちんを守ってやってくれるかどうかであって、その人達に対してはっきりと方針と会社の目標を示して、やり方を明示することなんや。肝心なのはきみだよ」
(発行所:PHP研究所 松下幸之助の見方・考え方より抜粋引用)
とおっしゃったというのです。
みなさんは、何を思い浮かべましたか?