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イヌのすべて
私が1歳の時の干支になった。新年は何度迎えても一番こころが新たになる。
昨年、ウーヴルが産声をあげて今年1歳。私も戌年に1歳 だったわけで、これから長い間ウーヴルと共にたくさんの夢を追いかけていきたいと思う。
昨年末、私事だが、父がぎっくり腰になり、年末から我が家の「ジン」の散歩が出来なくなり、その役が私に回ってきた。ジンとは今年6歳になるオスの プードルである。色はグレー。散歩が大好きで、嬉しさあまりに、必ず手(前足?)を前に出し、二足歩行で走る。ジンのカラダが気持ちに比例して、散歩人は グイグイ引っ張られるのである。
この姿は、道行く人を楽しくさせるようだ。なんて、ホント可愛いですヨ。しかし、この時期の一日2回の散歩 はつらい。手は凍る(そのくらいに私は感じる)し、とにかく寒い。寒い寒い寒い。情けない飼い主である。ただ、これだけ毎日行っていると、朝の頭のすっき り感が違うことに気がついた。
ホンの最短コースの私の散歩だが、心を合わせて歩いてくれるジンにふと安らぎを感じるようになってきた。これ は、神様がわたしに与えてくれたラッキーなのかもしれない。
この時間は今私に必要な時間なのかもしれない。そう思うようになってきた。ジン は「短い!」と不満だろうな。ジンよ。週末の夫の散歩に私はお前をたくす。
ジンから見る我が家のご主人格は、父・そして私の順らしい。父は腰を痛めるまで毎日毎日散歩に行き、シャンプーし、よく世話をしているので当然なの だが、友人に言わせると私はどうやらその次らしい。
今までは顔を合わさないことも多々、ほとんど世話もしなければ都合の良い時だけの「いい 子いい子」しかしたことがないのだが・・・ただ、ジンを見初めて我が家に連れてきたのは私だった。
生後2ヶ月の小さな小さなジンは、母が恋 しくて恋しくて毎晩クンクン泣いた。ホンの短い期間、私は一緒に寝ただけなのに・・・忠義にあついジンである。ピトッとついてくるその姿は本当に癒され る。
次男曰く、「本当にジンはお母さんが好きだよね。」刷り込みした私は母鳥なんだネ。そう笑う次男を、どうやらジンは同格に思っているよ うだ。偉そうに甘えたり、せがったりする。本気で次男にけんかを売る。イヌとは思えない。
そうだよね。家族だもの、人間だよね。ジンのよう なひょうきんなイヌの絵本が、なんとたくさんあることか・・・イヌを主人公にした絵本は本当に多い。主役でなくても、絵の中にさりげなくいつも登場できる のが、イヌの人徳ならぬ、イヌ徳。ホントに人間の進歩を何万年と一緒に過ごしただけのことはある。
「猿の惑星」みたいに、「イヌの惑星」な んてあってもちっとも不思議じゃない気がするのは私だけかなぁ~?もっとも「イヌの惑星」は反乱的でなく、穏やかに支えあうような感動物語であって欲し い。今年はこんな平和を祈る年にしよう。そんな平和なイヌ年に「イヌを知る絵本」・・・を紹介します。
イギリスの作家が描いた通り、おしゃ れなイヌが登場します。絵本というより、アニメチックなところがいい。色使い、イヌの表情、一度ぜひご覧下さい。毎回、私がご紹介する絵本は内容の深いも のが多いのだが、今年はお犬様ならぬ「ジン様」と付き合う散歩の時間に、きっと違う何かを見つけるだろうから、そんなリフレッシュ感をお届けしたくてこの 絵本を選びました。
小さな生活の一コマにきっと何かが与えられるから・・見つけ上手な一年にしたい。あなたもご一緒に見つけましょう。 新年おめでとう。今年も こんなコラムですが読んで楽しんでくださる方が一人でも増えますように・・願いを込めて。そして、今年の皆様のたくさんのラッキーを願って・・どうぞ、よ ろしく御願いいたします。
「イヌのすべて」
サーラ・ファネッリ作
掛川恭子訳
岩波書店
<絵本紹介>
たくさんのイヌが出てきます。隅から隅まで見逃せないいろんな味なイヌが、
まるでこどものお絵かきのように描きあげられた楽しい絵本です。
イヌの職業やことわざ、サーラが持つ日本のイヌのイメージには、思わず笑っ
ちゃうこと間違いなし。頭をリフレッシュして新年を楽しみましょう。
次回の絵本は
健康を考える絵本です。
こどもたちに一度は命を考えるために見せたい絵本かも・・・
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