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「いつだってともだち」
いつも、絵本のコラムを書くとき、やっぱり主役になってしまうのが、息子たちのこと。
読んでいただくみなさまには恐縮ですが、今日はちょっと聞いてください!
長男が、先日北海道に行ってしまいました。旅行で出かけたのではなく、新しい人生の出発として、富良野で生活をするために・・。
そういう選択もありよね。と、応援しても、「いいのよ、いつ帰ってきても!」なんて母としてどうなん?という見送り方。さ・さみしい・・・・。
きっと、私のコラムを読み続けていただいている方には、十分伝わっていただけると思いますが、「さみし~~い」のです。
こうして、最近、私はどれくらい長男を頼りにしていたかを思い知らされることになりました。ほとほと自分に苦労します。
出発は予測はあったけれど、前日になって「明日行くから・・」といきなり!!
え・え・え~~、なにも準備してないじゃん!
準備は?住むところってどんなとこ?大丈夫なの、その会社?などなど、母はいかに日ごろこどもの話を良く聴いていないのかがバレバレでして、本人が一番不安なんだろうけれど、私は内心「????」がいっぱいでした。
せめて見送りくらいしたい!・・
前の晩に仕事の段取りをつけ、翌日空港まで、半ば無理やり送らせてもらうことに成功。しかし、空港までの車中でも、口数の少ない長男は黙ったままで、思わす「不安?」と聴いてしまいました。
答えは「不安に決まっているだろう!」。だよね。うんうん。よかった。
不安なことは不安と言ってもらいたいよね。大切なひとだからこと、言ってもらいたいよね。そのときに思い出した一冊。「いつだってともだち」。
その言葉に、準備も手伝えず、ろくすっぽ話もちゃんと聴いてあげれない母からのプレゼントとして一曲送りました。「いつだってどもだち」の森の賢者が教えてくれるヒントの代わりに。それはドリカムの歌。最近聴いて、わが子にも私のメッセージ代わりに聴かせようと思っていた一曲。
友達の前で泣きなさい。
家族の前で泣きなさい。
大切な人に大丈夫じゃないって言いなさい。
そんなフレーズが入っている曲です。
たぶん長男はちょっぴり涙していたように感じます。
「母はここにいるから。変わらず元気でがんばっているからね」それが精一杯でした。
この絵本の中で、森の賢者は言います。
「ひとつ、悲しい時には我慢せずに泣くこと」 「ふたつ、悲しい気持ちを誰かに話すこと」 「みっつ、心の中に友達の部屋をつくること」。
ドリカムの歌もこの絵本も、「これから長い人生を歩くとき、様々なことが訪れるだろうけれど、必ず自分を取り戻す手段として役立つ考え方」と教えているように思えます。
だから、車中で、離れていても毎日あえなくても「ちゃんと私はここにいるよ」が伝えられてよかった。それを受け止めてくれてありがとう。
そう思っていても、それにしても、
なんと連絡のないことか。せめてメールしたら返してよね!と、いつもの私に戻ってしまう、今日このごろでした。そして、次男にあきれられるのでした。
あなたはちゃんと泣いていますか?
大切な人と、お話ができていますか?
そして、その人に苦しいとか、さみしいとか言えてますか?
こころがまっすぐでいられるように、心の中にもうひとつの部屋を持っていますか?
大人にぜひ読んでもらいたい一冊です。こころが元気になる一冊です。
「いつだってともだち」
作:モニカ・バイツェ
絵:エリック:バトゥー
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